大学過去問

【西南学院大学】2021年英語過去問解説 【安定して7割取れる】

こんにちは!はらじょです。

本記事の対象読者は下記のとおりです。
✓西南学院大学受験者

 

あなたは大学の過去問を解いていて、このように思ったことはないでしょうか?

「西南学院大学2次試験の過去問解いて解答見たけど、満点の解答・解説過ぎて参考にならない。もっと丁寧にわかりやすい解説ないかなあ。」

 

この悩みにお答えし、西南学院大学2021前期試験の英語過去問を「7割取って合格するためのわかりやすい解説」という観点で説明していきます。

実際、私の生徒で西南学院大学に合格した生徒もいます。
すなわち、今から解説する解き方で合格実績ありますので、安心して聞いてください(笑)

大学合格に過去問は必須です!まだ西南学院大学の過去問を入手していない人は、パスナビからダウンロードするか、赤本を購入してください。

過去問の内容をこの記事にすべて公開すると著作権とかに引っかかりそうなので、読んでいただける方は過去問を手元に置いて読んでください~。

 

大問1

解説省略(パスナビからダウンロードした人はお分かりかと思いますが、掲載されていません.. ご了承ください。)

 

 

大問2

解答のポイント

日本語も与えられているので、それを最大限活用しましょう。

解答のための手順
  1. {}の外にある英語に対応する日本語を取り消し線で消す。
  2. 文の骨格を作る。(主語+述語)
  3. 肉付けしていく。

文字だとイメージしづらいと思うので(a)を例に説明します。

①{}の外にある英語に対応する日本語を取り消し線で消す。
→この作業を行うことで、どこを英語にすれば良いかがわかります。

姉がロンドンに引っ越して10年が経つ
It { sister / years / has / my / since / elder / ten } moved to London.

 

②文の骨格を作る。(主語+述語)

まずは、問題の文の日本語から骨格を抽出します。
「10年がたつ」ですね。

与えられた英単語で作るとすると、「It has been ten yaers」です。Beenが不足語です。

 

③肉付けしていく。

ここまでくると、解答となる英文が見えてきます。
It has been ten years since my elder sister moved to London. で完成です。

補足:できる人はペアとなる英単語を作っておくと楽!
ten years, my elder sisterなどは、初めにまとめておくと考えやすいです。

 

解答例

※実際の解答には不足の1語を記入すれば良いですが、実際に英文を作らないと回答できないため、ここでは完成させた英文を記載します。

(a) It has been ten years since my elder sister moved to London.

(b) The boy would rather do his homework than go out with his friends.

(c) We will inform you when the next meeting is to be held.

(d) What we are supposed to do is turn in our homework by tomorrow.

(e) There is no knowing who will be the next president of France.

 

解説

(a)

「解答のポイント」で解説したので割愛

 

(b)

「解答のポイント」の手順で説明します。

①{}の外にある英語に対応する日本語を取り消し線で消す。

その少年は友達と遊びに行くより、宿題をしたがっている。
The boy { rather / his / go / do / would / homework } out with his fiends.

 

②文の骨格を作る。

その少年は宿題をしたがっている。
The boy would rather do his homework.

 

③肉付けする。

The boy would rather do his homework than go out with his friends.

 

(c)

①{}の外にある英語に対応する日本語を取り消し線で消す。

次の会議がいつ行われるのかお知らせします。
We will inform you { to / the next meeting / held / when / be}.

 

②文の骨格をつくる。

(私たちは)お知らせします。
We will inform you

 

③肉付けする。

「次の会議がいつ行われるのか」を作っていきます。

2つ知識が必要ですね。

  • 「いつAがBするのか」は、「when A(名詞) B(動詞)」で表されること。
  • 予定を示す「be動詞 + to + 動詞の原型」を知っていること。
    (このサイトがわかりやすいです。be to do(be+to不定詞)の意味・用法まとめ

 

2つの知識を元に英文を組み立てると完成です。
We will inform you when the next meeting is to be held.

 

(d)

①{}の外にある英語に対応する日本語を取り消し線で消す。

私たちがすべきことは明日までに宿題を提出することだ。
What { we / to / supposed / turn / are / is / do / our homework } by tomorrow.

 

②文の骨格をつくる。

私たちがすべきことは、宿題を提出することだ。
What we are supposed to do is to turn in our homework

キーワード:turn in = 提出する

 

③肉付けする。

ここでは不要(②で完成)

 

(e)

①{}の外にある英語に対応する日本語を取り消し線で消す。

次のフランスの大統領に誰がなるのかわからない。
There is { be / will / who / next / knowing / the / president } of France.

 

②文の骨格をつくる。

大統領に誰がなるのかわからない。
There is no knowing who will be the president

 

③肉付けする。

There is no knowing who will be the next president of France.

 

 

大問3

解答のポイント

文法問題と考えてよい。

知識問題なので本番ではあまり時間をかけずに解きたい。
過去問に出てきた文法はもちろんのこと、日ごろから知識の蓄積をはかりたい。

おすすめの文法書はNext Stageです。
古くから受験生に愛されてきた文法書であり、高校の基礎文法を網羅できます。
受験直前の人は、過去問を解いて都度覚えるのが効率よいですが、受験当日まで3か月以上時間があれば文法の土台固めに最適だと思います。

 

解答例

※実際の解答では、置き換えた単語1語を答えればよいですが、ここではわかりやすさのため下線で表現します。

(a) Wearing her new glasses, the girl looked out the windows and was astonished at how well she could see.

(b) The girl found her missing doll lying at the bottom of the brightly painted chest.

(c) To improve your health, any doctor will first advise you to stop smoking.

(d) The businessman who had his bag stolen in the train immediately reported the incident to the police.

(e)My Italian friend always adds two thirds of a teaspoon of salt to boiling water when cooking spaghetti.

 

解説

(a)Wearing her new glasses, the girl looked out the windows and was astonished at how well she could see.

「astonishing → astonished」 の変換です。Be動詞の後に~ingか~edで悩んだときは、主語に着目しましょう。

主語は、the girlですね。「少女が驚いた」 ことを言いたいので、「be astonished = 驚いた」 を使用します。

感情は、「be動詞 + ~ed」 で表すことが多いので覚えておきましょう。
例:I was surprised at ~ (私は~に驚いた)

 

(b) The girl found her missing doll lying at the bottom of the brightly painted chest.

「lied → lying」 の変換です。

この文章は動詞の過去形や~ing形が複数あるため、文の骨格を把握することから始めましょう。

「The girl found(少女は見つけた)」 が主語+述語です。

何を見つけたかというと、「find O + ~ing」 で 「Oが~しているのを見つける」 であるので、「found her missing doll lying」 で 「彼女のなくした人形が横たわっているのを見つける」 となります。

 

(c) To improve your health, any doctor will first advise you to stop smoking.

「healthy → health」 の変換です。

Yourなどの所有格の後には、必ず名詞がきます(形容詞などがくるときも、そのあとの名詞を修飾しています)

例:my car, their beautiful flower

所有格のyourのあとに名詞をもってくるために、healthにします。

 

(d) The businessman who had his bag stolen in the train immediately reported the incident to the police.

「steal → stolen」の変換です。

his bagを修飾しているところであり、進行形にするか過去分詞にするかは、修飾先の名詞との関係で決まります。

今回はバッグ=盗まれたとなるので、stolenが正解です。

 

(e) My Italian friend always adds two thirds of a teaspoon of salt to boiling water when cooking spaghetti.

「third → thirds」 の変換です。

分数の表し方を知っていれば解けます。

このサイトがよくまとめられてわかりやすいです!
3分の2はtwo thirdsですね。

英語で分数の読み方と表現。「何分の1」はどう言う?分子、分母は?

 

大問4

大問4が1番の難関です。この大問で合否が決まるといっても過言ではありません。

 問A

解答のポイント

文章の要旨に関する問題です。苦手意識がある受験生も多いと思いますが、解き方をマスターすれば、7-8割くらいは安定してとれるようになります。

大学の試験では満点を取る必要はないので、次に紹介する手順で確実に7割を狙っていきましょう。

解答の手順

手順①:文章のテーマ(筆者が1番主張したいこと)を抜き出す。

手順②:テーマに関連する記述を各段落から書き出す。

手順③:選択肢を1つ1つ吟味する。

コツは、余計な事前情報が入らないように、選択肢を読む前に自分で簡単に要旨を作ってしまうことです。

 

解答・解説

この問題の答えは、「13,15,17,18,21」です。
解答のポイントの手順に沿って解説していきます。

手順①:文章のテーマ(筆者が1番主張したいこと)を抜き出す。

ゴールは要旨を作ることなので、文全体の主張を正しく見極めることが大事です。
その主張につながる内容であれば、この問題の答えとなります。

今回でいうと、下の2つに着目してください。

  • 第1段落1文目の 「Over the next year, more than 50 billion land animals around the world will be raised and killed for food. (来年度に、世界中の500億頭以上の陸上動物が飼育され、食料のために殺される。)」
  • 最終段落1文目の 「In conclusion, there are serious problems with eating meat. (結論として、肉食には深刻な問題ある。)」

特に、要旨に関する問題を解くとき、In conclusionという言葉には敏感に反応しましょう。結論は文全体のもっとも大事だからです。

上の2つから、「現状、多くの動物が飼育され、食料のために殺されているが、人間の肉食は深刻な問題を引き起こす。」が筆者の主張であることがわかります。

 

手順②:テーマに関連する記述を各段落から書き出す。

手順②のゴールは、「簡単でいいので、要旨を自分で作成すること」 です。

問題用紙の端にでも日本語でメモしながら読むと、文章全体の要旨が理解できて、問いに答えやすくなります。

各段落を1言2言でまとめます。まとめるときのポイントは下記です。

重要文を見分ける。(1文目・逆説の後・最終文などに着目する。)

まだ、何のこと言っているのかわからないと思います。
「習うより慣れよ」なので、実際にやっていきましょう。

ちなみに皆さんお気づきだと思いますが、今回の文章は文の構成がはっきりしていて読みやすいですね!

導入 → First → Second → Third → Fourth → Conclusion という流れになっています。

 

✓第1段落 (導入)

要旨をとらえるときは、英文をメリハリつけながら読んでいきます。

第1段落だと、「習うより慣れよ」なので、実際にやっていきましょう。

1段落目だと下記の3つの文が重要文になると思います。

  1. 1文目
  2. 逆接のYetの後
  3. 最終文

 

①1文目

英語は結論ファーストなので、ほとんどの場合各段落の1文目は気合入れて読みます。

「Over the next year, more than 50 billion land animals around the world will be raised and killed for food. (来年度に、世界中の500億頭以上の陸上動物が飼育され、食料のために殺される。)」

 

②逆説のYetの後

逆説の後も重要文です。

これは日本語でも同じですが、
「昨日は映画を見たかった。しかし、テスト勉強をがんばった。」
の場合、「テスト勉強をがんばった。」が特に言いたいことだと言えますよね。

 

今回の場合、Yet most of us probably won’t (しかし、私たちの多くがおそらく〇〇しないだろう) であるので、○○のところを把握する必要があります。何が省略されているでしょうか?

前文のfeel a little guilty and conclude that we should eat less meatが省略されていますね!

つまり、「私たちの多くが、少しの罪悪感も感じないし、肉を少なく食べるべきだと思わない。」 と筆者は主張しています。

 

③最終文

最終文、But the arguments against eating meat show us how much our diet affects the world. も逆説から始まっていますね。

「肉食に反対する議論は、どれくらい私たちの食事が世界に影響を与えるかを示す。」です。

 

上記3点を1段落の要旨として、簡単に問題用紙にメモするか、最低でも3つ重要文に下線を引いてわかりやすくしておきましょう。

 

✓第2段落(1つ目の理由)

重要文を抜き出しましょう。

①1文目

First, the environmental impact of meat eating is huge (1つ目は、肉食の環境への影響は甚大です。)

文全体のテーマ 「現状、多くの動物が飼育され、食料のために殺されているが、人間の肉食は深刻な問題を引き起こす。」 の理由1つ目です。

 

②2文目

1文目で、理由をズバッと記載していますが、これだけでは抽象的過ぎて何を言っているかわかりません。

このようなときは、2文目にも注目してあげるとより具体的な記述がされていることが多いです。

Animal farming contributes 18 precent of greenhouse gas emissions worldwide. (家畜は世界の温室効果ガス排出の18パーセントに寄与している。)

 

③最終文

Reducing consumption of animal products is essential if we are to lower greenhouse gas emissions for the good of the environment.

2文目の「家畜が温室効果ガスを多く輩出している」を踏まえて、最終文に筆者の意見が書かれています。

文章が長いので、解釈するときは2文に分けましょう。Ifで切れますね。

前半:Reducing consumption of animal products is essential (動物製品を減らすことは不可欠だ)

後半:if we are to lower greenhouse gas emissions for the good of the environment. (環境へのよいことのために温室効果ガスを減らす予定ならば)

 

✓第3段落(2つ目の理由)

重要文を抜き出しましょう。

①1文目

Second, meat production requires a huge amount of grain, water, and land. (2つ目は、食肉の生産は大量の穀物・水・土地を必要とする。)

分全体のテーマ 「現状、多くの動物が飼育され、食料のために殺されているが、人間の肉食は深刻な問題をインき起こす。」 の理由2つ目です。

 

③最終文

Since food, water, and land are scarce in many parts of the world, this is not an effective use of resources. (世界の多くの場所で食べ物・水・土地が不足しているのだから、これ(食肉の生産)は資源の有効な使用方法ではない)

単語:scarce (形容詞 不足で、欠乏して)

 

✓第4段落(3つ目の理由)

重要文を抜き出しましょう。

①1文目

Third, meat production hurts the poor. (3つ目に、食肉の生産は貧乏人を痛めつける。)

単語:the poor(貧乏な人) 「the+形容詞」で「~な人」という意味になります

文全体のテーマ 「現状、多くの動物が飼育され、食料のために殺されているが、人間の肉食は深刻な問題を引き起こす。」 の理由3つ目です。

 

②2文目

Feeding grain to the animals we raise for food increases global demand and drives up grain prices, making it harder for the world’s poor to feed themselves.

(私たちが食料のために育てている動物に穀物を与えることは世界的な需要を増加させ、穀物価格を上昇させる。そして、世界中の貧乏な人が食べていくことが難しくなる。)

1文目で、理由をズバッと記載していますが、これだけでは抽象的過ぎて何を言っているかわかりません。
このようなときは、2文目にも注目してあげると、より具体的な記述がされていることが多いです。

文が長く解釈しにくいので、下のステップで丁寧に見ていきましょう。

STEP1:まずは、2つに分けましょう。カンマの前後で切れますね。

 

STEP2:次に、主語と述語を見つけ、文の骨格を判断します。カンマの前半にありますね。

Feeding grain to the animals we raise for food increases global demand and drives up grain prices

→骨格でないところを灰色にしました。文の骨格は、「穀物を与えること(Feeding grain)が、需要を増加させ、穀物価格を上昇させる」 になります。

 

STEP3:骨格に肉付けする。

前半部分は、

Feeding grain to the animals we raise for food : 私たちが食料のために育てる動物へ穀物をあげること

increases global demand : 世界的な需要を増加させ、
and drives up grain prices:穀物価格を上昇させる。

 

後半部分は、

making it harder for the world’s poor to feed themselves.

~ingで始まっており、結果を表す従属節です。
意味上の主語は主節と同じく「feeding grains」です。

Itは仮目的語になります。
it = for the world’s poor to feed themselves(世界中の貧乏な人が自らにご飯を食べさせること)

カンマ以降の意味は、「(穀物を与えることは)世界中の貧乏な人が食べていくことを難しくする。」です。

 

✓第5段落(4つ目の理由)

重要文を抜き出しましょう。

①1文目

Fourth, meat production causes unnecessary animal suffering. (4つ目に、食肉生産は不必要な動物の苦痛をもたらす。)

文全体のテーマ 「現状、多くの動物が飼育され、食料のために殺されているが、人間の肉食は深刻な問題を引き起こす。」 の理由4つ目です。

単語:suffering(苦痛)

 

②最終文

In short, animal farming causes the animals to suffer without justification. (短くいうと、家畜は正義なしに動物が苦しむ原因となる)

In shortの後はまとめ文がくるため重要文です。

熟語:cause A to B (AがBする原因となる)

 

✓第6段落(5つ目の理由)

重要文を抜き出しましょう。

①1文目

Fifth, high meat consumption is linked with life-threating diseases, such as heart disease and various cancers. (5つ目に、高い食肉消費は、例えば心臓病や様々なガンのような命に係わる病気と関係する。)

文全体のテーマ 「現状、多くの動物が飼育され、食料のために殺されているが、人間の肉食は深刻な問題を引き起こす。」 の理由5つ目です。

 

✓第7段落(6つ目の理由)

重要文を抜き出しましょう。

①1文目

In conclusion, there are serious problems with eating meat. (結論として、肉食には深刻な問題がある。)

文全体の結論です。

 

②3文目

Eating meat is wrong not because there is something special about cows, pigs, or chickens, but because of the harm it causes. (肉食は、牛や豚、鳥に関する特別な何かがあるという理由だけでなく、肉食がもたらす害によって間違っている。)

not ~ butに着目しましょう。もちろん、butの後が重要です。

筆者は、動物がかわいそうだからという理由だけで肉食に反対しているのではなく、環境、病気などあらゆる害を理由に反対していることがわかります。

 

さて、ここまで文章の要旨を丁寧に解説してきました。

内容をまとめると下記のようになります。

内容まとめ

①現状、多くの動物が飼育され、食料のために殺されている。
私たちの多くが、肉食に少しの罪悪感も感じないし、肉を少なく食べるべきだと思わない。肉食に反対する議論は、どれくらい私たちの食事が世界に影響を与えるかを示す。

②1つ目に、肉食の環境への影響は甚大である。
家畜は世界の温室効果ガス排出の18パーセントに寄与している。
環境へのよいことのために温室効果ガスを減らす予定ならば動物製品を減らすことは不可欠だ。

③2つ目に、食肉の生産は大量の穀物・水・土地を必要とする。
世界の多くの場所で食べ物・水・土地が不足しているのだから、食肉の生産は資源の有効な使用方法ではない。

④3つ目に、食肉の生産は貧乏人を痛めつける。
私たちが食料のために育てている動物に穀物を与えることは世界的な需要を増加させ、穀物価格を上昇させる。
そして、世界中の貧乏な人が食べていくことが難しくなる。

⑤4つ目に、食肉生産は不必要な動物の苦痛をもたらす。
家畜は正義なしに動物が苦しむ原因となる。

⑥5つ目に、高い食肉消費は、例えば心臓病や様々なガンのような命に係わる病気と関係する。

⑦結論として、肉食には深刻な問題がある。
肉食は、牛や豚、鳥に関する特別な何かがあるという理由だけでなく、肉食がもたらす害によって間違っている。

 

手順③:選択肢を1つ1つ吟味する。

選択肢を大別すると、次の3つになります。

A.文章に記載がない or 誤ったことが書いてある選択肢

B.  文章に記載はあるが、要旨とは関係のない選択肢、または要旨の下の1文目につながらない選択肢。
The text explains the benefits that would occur if people ate less meat. (もし人々が肉を今より少なく食べるならば、発生する恩恵を、この文章は説明している。)

C.  正解の選択肢

 

解くときは、選択肢を見ながら次の思考で問題を解こう。

  1. まずはAであるかを確認する。(間違ったこと・記載がないかどうか?)
  2. 次にBであるかを確認する。(文の要旨であるか?要旨の1文目につながるか?)
  3. AでもなくBでもなければ正解の選択肢になる。

 

実際に選択肢を見ていきます。

(11) The meat production industry will raise more than 50 billion land animals next year.

和訳:食肉産業は来年500億頭以上の陸上動物を育てるだろう。
答え:B(文章に記載はあるが、要旨の1文目につながらない選択肢)

たしかに、1段落目に記載はあるが、要旨1文目(The text explains the benefits that would occur if people ate less meat.)の「もし人々が肉を今より少なく食べるならば」の結果ではないので、不適。

 

(12) people can’t stop eating meat because they think it is tasty and everyone eats it.

和訳:人々は肉がおいしくてみんなが食べているから、肉食をやめられない。
答え:B(文章に記載はあるが、要旨の1文目につながらない選択肢)

たしかに、1段落目に記載はあるが、要旨1文目(The text explains the benefits that would occur if people ate less meat.)の「もし人々が肉を今より少なく食べるならば」の結果ではないので、不適。

 

(13) Greenhouse gas emissions would go down.

和訳:温室効果ガスの排出は減るだろう。
答え:C. 正解の選択肢

第2段落に記述あり。下記のことが記述してあったので、正解の選択肢になる。

  • 家畜は世界の温室効果ガス排出の18パーセントに寄与している。
  • 環境へのよいことのために温室効果ガスを減らす予定ならば動物製品を減らすことは不可欠だ。

 

(14) Animal farming would continue to damage the environment.

和訳:家畜は環境を破壊し続けるだろう。
答え:A.文章に記載がない or 誤ったことが書いてある選択肢

第2段落で、家畜の環境への悪影響が指摘されている。肉の消費量が減れば環境への影響は軽減されると考えられるため不適。

 

(15) Resources could be used for purposes other than animal farming.

和訳:資源は家畜以外の他の目的に使用されうるだろう。
答え:正解の選択肢

第3段落に記載あり。

③2つ目に、食肉の生産は大量の穀物・水・土地を必要とする。
世界の多くの場所で食べ物・水・土地が不足しているのだから、食肉の生産は資源の有効な使用方法ではない。

 

(16) Cows need more land, grain and water than other farm animals.

和訳:牛はほかの家畜よりも多くの土地・穀物・水を必要とする。
答え:B(文章に記載はあるが、要旨の1文目につながらない選択肢)

たしかに、3段落目に記載はあるが、要旨1文目(The text explains the benefits that would occur if people ate less meat.)の「もし人々が肉を今より少なく食べるならば」の結果ではないので、不適。

 

(17) Food grown to feed animals could be given to people without enough to eat.

和訳:動物の餌用に栽培された食料は、食べるのに十分でない人に与えられうる。
答え:正解の選択肢

第4段落後半に一致。家畜に与える食料の量が減れば、貧乏な人に与えれる食料が増えます。

④3つ目に、食肉の生産は貧乏人を痛めつける。
私たちが食料のために育てている動物に穀物を与えることは世界的な需要を増加させ、穀物価格を上昇させる。
そして、世界中の貧乏な人が食べていくことが難しくなる。

 

(18) Far fewer animals would suffer unnecessarily.

和訳:はるかに少ない動物が必要以上に苦しまないだろう。
答え:正解の選択肢

5段落1文目に一致。

⑤4つ目に、食肉生産は不必要な動物の苦痛をもたらす。
家畜は正義なしに動物が苦しむ原因となる。

 

(19) The United Nations would have to change the recommendations for meat consumption.

和訳:国連は肉の消費に関する勧告を変更しなければならないだろう。
答え:B(文章に記載はあるが、要旨の1文目につながらない選択肢)

第6段落2文目に国連の勧める肉の消費量の記載があるが、要旨1文目(The text explains the benefits that would occur if people ate less meat.)の「もし人々が肉を今より少なく食べる」場合も数字は変わらないので不適。

 

(20) More than eight million people will be switching to a plant-based diet by 2050.

和訳:800万人の人々が2050年までに野菜重視の食生活に切り替えるだろう。
答え:A.文章に記載がない or 誤ったことが書いてある選択肢

第6段落3文目に不一致。本文には、最大800万人(up to eight million)のひとが救われるとは書いてある。

 

(21) People would be less likely to get serious diseases.

和訳:人々は深刻な病気にかかりにくくなる。
答え:C. 正解の選択肢

第6段落に一致。肉食は心臓病やガンなどの深刻な病気をもたらすため、肉食を少なくすれば人々は病気にかかりにくくなる。

 

(22) People understand what is special about cows, pigs, and chickens.

和訳:人々は、牛や豚や鳥に関する特別なものを理解している。
答え:A.文章に記載がない or 誤ったことが書いてある選択肢

第7段落の記載と反対のことを言っているため不適。

⑦結論として、肉食には深刻な問題がある。
肉食は、牛や豚、鳥に関する特別な何かがあるという理由だけでなく、肉食がもたらす害によって間違っている。

 

(23) There are many foods other than meat that people in developed countries can eat.

和訳:肉以外に先進国の人々が食べることができる食料はたくさんある。
答え:B(文章に記載はあるが、要旨の1文目につながらない選択肢)

7段落に書いてあることと一致するが、要旨1文目(The text explains the benefits that would occur if people ate less meat.)につながらないので不適。

 

問B

解答のポイント

下線部の前後をしっかり解釈する。

 

解答・解説

(a)won’t

答え:4. won’t eat less meat

won’tが含まれる文の先頭に逆説のYetがある。
前の文の動詞がwon’tの後に省略されている。

「fell a little guilty and conclude that we should eat less meat」が省略されていると考えるのが自然だが、選択肢にない。

筆者は「肉食をやめないだろう」ということを言いたいので、「won’t eat less meat」が答えとなる。

When we hear about these problems, it is hard not to feel a little guilty and conclude that we should eat less meat. Yet most of us probably won’t.

 

(b)The scale of the problem

答え:1. how big the problem of using a lot of resources is

第3段落1文目に、「2つ目に、食肉の生産は大量の穀物・水・土地を必要とする。」とあり、The scaleはこれを指す。

穀物・水・土地=資源=resourcesと置き換えている。

 

(c) making it harder for the world’s poor to feed themselves

答え:2. meaning that poor people are less likely to get enough food

前後の文脈の把握というよりは、「it ~ for A to B」 を解釈できるかの問いです。
「it = AがBすることは~である」と、「A主語・B述語」となるように解釈しましょう。

Feeding grain to the animals we raise for food increases global demand and drives up grain prices, making it harder for the world’s poor to feed themselves.

(私たちが食料のために育てている動物に穀物を与えることは世界的な需要を増加させ、穀物価格を上昇させる。そして、世界中の貧乏な人が食べていくことが難しくなる。)

 

(d) whose needs and interests matter

答え:3. with rights that should be respected

Most people accept that animals, are living creatures whose needs and interests matter.

「動物は、ニーズや利害が重要な生き物だということを、多くの人々は認めている」という意味になります。

選択肢の言いかえは「with rights that should be respected (尊重されるべきだと権利を持った)」が適切です。

家畜は必要以上に動物を苦しめてしまうから、最小限に抑えるべきだという筆者の考えです。

 

(e) falls well short of this minimal standard

答え:4. fails to give an acceptable level of treatment

選択肢を含む文は、「Animal farming falls well short of this minimal standard (家畜はこの最低限の基準にも遠く及ばない)」 となります。

キーワード:fall well short of ~(~に遠く及ばない)

 

this minimal standard は何を指しているのか

→前文のwe should make sure that these are at least minimally met (これらは少なくとも最低限みたすべきである)のtheseも同じ内容を指していると考えられる。

→前々文のMost people accept that animals, are living creatures whose needs and interests matter. を指していると考えられる

→this minimal standard = 動物のニーズや利害を尊重すること

 

選択肢を含む文「Animal farming falls well short of this minimal standard」 の下線部の言いかえは、fails to give an acceptable level of treatment(許容可能な水準の扱いを与えられていない)になります。

 

(f) an action that promotes

答え:1. doing something that contributes to

言いかえの問題です。
✓an action → doing somthing
✓that promotes → that contributes to
と言い換えましょう。

Most people agree that an action that promotes the overall happiness of others is morally good.
(多くの人々が他者の全体的な幸福を促進する行動は道徳的に素晴らしいことに同意する。)

 

問C

解答のポイント

本文中の答えの根拠となる個所を見つける。
その際、要旨を作るときに作成したメモが役に立つ。

 

解答・解説

(a) What amount of greenhouse gases does animal farming emit?

答え:2. It emits 18 percent of the world’s greenhouse gas emissions.

第2段落2文目に記載がある。「地球環境の話をしているので2段落だな」と思えるとGood.

 

(b) Which statement is true about the amount of meat that people in developed countries consume?

答え:1. It is more than twice the recommended amount.

先進国の人々の肉の消費量の話をしていたのは?

そう、第6段落である。第6段落では、肉食が重い病気につながることの記載があり、実際に先進国に住む人は基準量の2倍食べていることが記述されていた。

 

(c) According to the text, what should we do about our consumption of meat?

答え:3. We should choose foods that are less harmful to produce than meat is.

最終段落を見れば、今後私たちが肉食とどう向き合っていくべきかの記載がある。最終段落最終文で、環境・動物・人間すべてにとって、害となる過剰な肉食に筆者は反対している。

 

 

最後に

ここまで読んでくださりありがとうございました!

なかなかに長かったと思います。
丁寧に解説しようとの思いで書いたら、10000文字超えてしまいました。

ただ、逆に赤本や大手予備校のテキストではページ数の制限があったりするので、その点本記事は丁寧さ・わかりやすさにフォーカスできたと自負しています。

私自身、過去問解説は挑戦中でまだまだ分かりにくい記述があると思います。

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