【一部無料公開】東大教育大学院の研究計画書作成ガイド【実例付き】
みなさんこんにちは!
東大の教育学研究科を受験したはらじょです!
受験体験記については、こちらをご覧ください!
東大教育 受験体験記
この記事では、東京大学大学院教育学研究科(以下、東大教育)の研究計画書について書きます。
これから東大教育の修士課程を目指す皆さんにとって、研究計画書は合否を分ける重要な要素です。
この記事を読むことで、研究計画書の書き方のイメージがつき、実際に計画書を書く準備が整います。さらに、私が提供する研究計画書の実例(有料)を参考にして、より良い計画書を作成することができるでしょう。
受験体験記や筆記試験対策については、こちらのリンクにまとめています。
研究計画書の重要性
教育系大学院修士課程の入学試験では、研究計画書の提出が求められることが多く、東大でも「研究計画書」と「2次試験(面接)」で受験者の研究能力を見極められ、合否に大きく響きます。
1次試験(筆記)で高得点を取っても、2次試験(面接)での成績が悪ければ合格は難しく、研究能力が不足していると判断されてしまいます。以下は私の試験成績です。1次試験は高得点でしたが、2次試験でC判定を受け、結果として不合格となりました。
これほど重要な2次試験(面接)ですが、多くの東大教育の研究科では面接時間が15分と非常に短いです。
この短い時間に自身の研究の新規性と有効性をアピールし、鋭い指摘からディフェンスするためには、そのインプットとなる研究計画書を作りこんでおくことが必要です。
東大教育研究計画書の概要
内容
東大教育の研究計画書は、例年2つの項目で構成されます。
- 関心をもって取り組んできた研究の主題および内容(1,200 字以内)
- 現在考えている入学後の研究の主題および内容(1,200 字以内)
これらの項目は、各々1,200文字の限られた範囲で情報をまとめる必要があるため、要点を絞り込むことが重要です。出願時期が7月と早いため、事前に計画的に準備することが求められます。
期日
出願時と同時に研究計画書の提出が求められます。
東大教育は出願時期が7月と締め切りが早いので、前々から準備しておきましょう。
研究計画書作成のフロー
研究計画書の作成には3か月ほどかけるのが理想とされます。
東大教育の場合は7月の出願ですので4月くらいに着手できるとベストです。私自身は1か月ほどしか準備できていませんでしたし、1か月ほどの準備期間で合格している人の記事もありましたので一概には言えませんが…
以下は一般的な研究計画書作成フローです。
①HPから研究計画書をDL
出願時期になると、HPから研究計画書のフォーマットをダウンロードできるようになります。
大学院受験生の方へ
②研究テーマを選択
自分が興味ある分野と、志望する研究室の領域が被る研究テーマを考えます。
③周辺の論文を読む
研究計画を立てるために、先行研究について調べます。
同じ研究テーマでも手法や研究対象が違う研究論文を読み込み、自分の分野に応用していきます。
④研究計画書の下書きを作成し、添削してもらう
先行研究を参照しながら研究計画のイメージができたら、下書きを作成します。
作成後は必ずゼミの先生や大学院の塾の講師に添削をいただくようにしましょう。
⑤出願
研究計画が完成したら、フォーマットに沿って研究計画書を作成します。
誤字脱字などがないことを確認出来たら、フローに沿って出願します。
研究計画書作成のコツ
研究計画書を書く際は、以下のポイントに注意し、執筆する必要があります。
- 研究の新規性と重要性を明確にする。
- 文字数制限内で効果的に情報を伝える方法を工夫する。
- 自身の研究に対する情熱と取り組みを具体的に示す。
ここでは、より具体的に私の実体験をもとに執筆のコツを書いていきます。
2次試験(面接)をイメージして書く
2次試験は、研究計画書を元に質問されます。
その場面をイメージして書くと、「面接本番でも使える」研究計画書になるでしょう。
テーマ選びが8割
テーマ選びが合否を左右するといっても過言ではありません。
なぜそのテーマなのかも含めて、説明できるものがよいでしょう。
私が面接を受けた時は、なぜそのテーマなのか自分の経験を踏まえて説明を求められました。
志望先の研究室で研究できる内容を書く
どれだけ優れた研究計画書を提出しても、志望先の研究室で実現不可能なテーマなら、「なんでうちに応募したの?」になってしまいます。
可能であれば研究テーマ決定後に研究室訪問、少なくとも志望先の教授の著書を読んで、研究テーマと研究室がマッチしているか確認しときましょう。
研究計画書の実例
私が実際に東大教育修士課程を受験したときに提出した研究計画書を公開します。
個人情報はマスクしておりますが、受験コースや個人を特定される情報が含まれているため、ここからは有料記事購入者限定公開とさせていただきます。
購入者特典として、実際に受験を経験した私と30分オンライン面談(Zoom or Teams)できる機会も提供いたしますので、ぜひご覧いただければ幸いです。
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