大学過去問

【筑波大看護編入】英語過去問解説_令和5年度

Hara-castle

筑波大看護編入 受験生の方へ

筑波大学看護編入試験の小論文対策として、過去に出題された英文の解説をしていきます。

筑波大の看護編入では小論文が毎年出題され、英文を読んで論述する形式のため、英文の読解練習をしておかないと、もちろん論述なんてできません。

この記事では、令和5年に出題された
THE ASAHI SHIMBUN, Feburary 19, 2022. Japan Moving to lift age limit for prenatal genetic screening
を丁寧に1文ずつ和訳していきます。

覚えておきたい単語や文法も補足しますので、受験生の方は必ず最後まで読んで理解するようにしてください。

 

この記事を読む前に、自分でも英文を和訳して手元に置いておきましょう。
それでは、始めていきます!

 

英文読解の前に..
下の記事で過去の合格者の勉強法を紹介しています。
気になる人はどうぞ。

1年で国試と筑波大編入に合格した、専門看護学生のマル秘学習法① これまで筑波大学看護学類への受験や、合格体験談をお話しさせていただきました。 多くの方々から、たくさんお声をいただいて大変感謝してお...

 

和訳例と解説

第1段落

①Non-invasive prenatal genetic testing (NIPT) is offered to pregnant women concerned about the possible risk of their baby being born with Down syndrome and other disorders.

和訳

非侵襲性出生前遺伝子検査(NIPT)は、赤ちゃんがダウン症やその他の障害を持って生まれる可能性について懸念している妊婦に提供されます。

 

解説

まず、S+Vを見つけます。「NIPT is offered to~(非侵襲性出生前遺伝子検査は~に提供される)」ですね。 提供される対象は「pregnant women(妊婦)」。その後のconcerned以下はpregnant womenを修飾します。

「concerned about the possible risk of」で、「~の潜在的なリスクを心配する」。

「their baby being born with Down syndrome and other disorders」で、「赤ちゃんがダウン症や他の病気で生まれること」です。

 

重要キーワード

・be offered to~ : ~に提供される
・concerned about ~ : ~を心配する、~を懸念する

 

 

第2段落

②The new guidelines authorized by a committee under the Japan Association of Medical Sciences open the door for women of all ages to take the NIPT if they continue to harbor concerns after undergoing genetic counseling with a specialist.

和訳

日本医学会の下部委員会により承認された新ガイドラインでは、専門家との遺伝カウンセリングを受けた後も懸念を抱き続けるすべての年齢の女性が非侵襲性出生前遺伝子検査(NIPT)を受けることができるようになります。

 

解説

まず、この長い文章を2つに分けましょう。Ifの前後で分かれますね。

次にS+V+Oを見つけます。「The new guidelines open the door (その新しいガイドラインは可能性を開いた)」ですね。「open the door」は、直訳すると「扉を開く」ですが、ここでは比喩表現として使われています。「可能性を開く」や「新たな機会を作る」と理解すればOKです。

「The new guidelines」を説明しているのが、「authorized by a committee under the Japan Association of Medical Sciences(日本医学会の下部委員会により承認された)」です。

何に対して「open the door」つまり、可能性を開いたかというと、「for women of all ages to take the NIPT(全年代の女性がNIPTを受けること)」です。

後半のif以降を見ていきます。Ifの中のS’+V’+O’は、「if they continue to harbor concerns(彼らが懸念を持ち続けるなら)」ですね。英語の “harbor” は一般的には「港」という名詞として使われますが、この文脈では動詞として使われており、「抱く」、「持つ」、または「心に秘める」といった意味を持ちます。”harbor” がこのように使われる場合、大抵は感情や思考、信念など抽象的なものを指します。

「after undergoing genetic counseling with a specialist」で、「専門家との遺伝相談を受けた後に」です。

 

重要キーワード

・authorized:認可された,承認された
・Japan Association of Medical Sciences:日本医学会
・harbor concerns:懸念を抱く

 

第3段落

③Under the current system, only women aged 35 and older are eligible to take the screening test at authorized facilities.

和訳

現行の制度下では、35歳以上の女性のみが認定施設でのスクリーニングテストを受ける資格があります。

 

解説

まずは、S+V+Cを見つけます。「women are eligible to take(女性は受ける資格がある)」ですね。「aged 35 and older」はwomenを修飾しており、「only women aged 35 and older」で「35以上の女性のみ」です。

文の後半「the screening test at authorized facilities(認定施設でのスクリーニングテスト)」はtakeの目的語です。

 

This resulted in many women opting to use facilities that are not authorized, mainly due to the cheaper cost of the blood test being offered.

和訳

これにより、主に提供される血液検査の費用が安いことから、多くの女性が認可されていない施設を利用する選択をしました。

 

解説

まず、文章を2つに分けましょう。カンマがついているので分かりやすいですね。

次に、S+Vを見つけます。「This resulted in ~(これは~という結果になった)」ですね。この時のThisは前の文全体を指しています。Opting to以下はwomenを修飾します。「opt to ~」で「~を選択する」ですので、「women opting to use facilities that are not authorized」で「認可されていない施設を使用する選択をする女性」となります。

後半みていきましょう。「due to~」は「~のため」と訳すことができます。「The cheaper cost of the blood test being offered」は、提供される血液検査のより安いコストと解釈されます。

 

重要キーワード

・be eligible to ~ : ~する資格がある
・authorized facilities : 認定施設
・result in ~ : ~という結果になる
・opt to ~ : ~を選択する
・due to ~ : ~のため

 

第4段落

④But problems emerged because many of those facilities are not equipped to conduct the follow-up diagnostic testing if an NIPT test proves positive or do not provide adequate follow-up counseling.

和訳

しかし、問題が生じました。なぜなら、NIPT検査が陽性であることが証明された場合の追跡診断検査を行う装備が多くの施設にはないか、または適切な追跡カウンセリングを提供していないからです。

 

解説

まず、文を分けます。becauseとifの前で分けます。

次にいつも通り、S+Vを見つけます。「problems emerged(問題が生じた)」ですね。

becauseのあとのS’+V’は、「many of those facilities are not equipped ~ or do not provide ~(たくさんのそれらの施設には~する設置されていないか、~を提供していないから)」です。

「to conduct the follow-up diagnostic testing(追跡診断検査を実施するための)」

さらに、ifで従属節が続きます。ifのS‘+V’は、「an NIPT test proves positive(NIPT検査が要請を証明する)」です。

最後の、「do not provide adequate follow-up counseling.」は、because以下の2つ目の動詞で、「適切な追跡カウンセリングを提供していない」となります。

 

重要キーワード

・follow-up:フォローアップの、追跡の
・adequate:十分な

 

第5段落

⑤Currently, 108 medical institutions are authorized to offer the NIPT, but this will be expanded by threefold to include smaller medical clinics.

和訳

現在、108の医療機関がNIPTを提供する資格を持っていますが、これは小規模な医療クリニックも含むように、3倍に拡大される予定です。

 

解説

butの前後で2つに分けます。

「S+V = 108 medical institutions are authorized(108の医療機関が資格を持っている)」です。どんな資格かというと、「to offer the NIPT(NIPTを提供する)」ですね。

but以下は、「this will be expanded by threefold」で「これは3倍に拡大されるだろう」。「to include smaller medical clinics」は、「小規模な医療クリニックも含むように」と解釈できます。

 

The new guidelines could take effect as early as April.

和訳

新しいガイドラインは4月にも施行される可能性があります。

 

解説

「S+V= The new guidelines could take effect」で、「新しいガイドラインは、効果を得る可能性があります」です。as early as Aprilは、as ~ asの構文で、「早くて4月には」という意味です。

 

重要キーワード

・institutions:機関、組織
・by threefold : 3倍に
・by twofold : 2倍に
・as early as : 早くて~には

 

第6段落

⑥Japan introduced NIPT screening from 2013 but with limitations due to concerns that a rapid spread in testing could lead to increased discrimination against those with disabilities, including Down syndrome.

和訳

検査の急速な普及がダウン症を含む障害を持つ人々への差別を増加させる可能性があるという懸念から、日本は2013年からNIPTスクリーニングを制限付きで導入しました。

 

解説

文の骨格は、「Japan introduced NIPT screening」で、「日本はNIPTスクリーニングを導入しました」という意味。「but with limitations」で「しかし、制限を設けて」。

「due to名詞」は先ほど出てきたように、「~のため」。ここでは、concernsが~に該当し、that 以下で説明しています。「that a rapid spread in testing could lead to increased discrimination against those with disabilities, including Down syndrome.」で、「検査急速な普及が、ダウン症を含む障害を持つ人々への差別につながる可能性がある」です。

 

重要キーワード

・due to ~ : ~のため
・those with ~:~を持つ人々
・lead to ~:~につながる
・discrimination:差別

 

第7段落

⑦The consortium of medical facilities authorized to offer NIPT found that around 90 percent of women whose fetuses were diagnosed as having a chromosomal abnormality chose to have an abortion.

和訳

NIPTを提供する資格を持つ医療施設連合は、胎児が染色体異常を持っていると診断された女性の約90%が中絶を選んだことを発見しました。

 

解説

まずは、文の骨格を見つけます。「The consortium found that ~(連合は~を発見した)」ですね。「The consortium of medical facilities authorized to offer NIPT」が主語で、「NIPTを提供する資格を持つ医療施設連合」。

that以下には、何を発見したのかが書かれています。that以下の従属節のS’+V’+O’は、「women chose to have an abortion(女性は中絶を選んだ)」。S‘が長く、「around 90 percent of women whose fetuses were diagnosed as having a chromosomal abnormality(胎児が染色体異常を持っていると診断された女性の約90%)」です。

 

重要キーワード

・consortium:連合
・authorize:承認する、資格を与える
・fetuses:胎児

 

第8段落

⑧Under the new guidelines, the NIPT, in principle, will be available to older pregnant women as well as those who have been told of a chromosomal abnormality based on ultrasonic testing.

和訳

新しいガイドラインによれば、原則として、NIPTは高齢の妊婦や、超音波検査に基づいて染色体異常が見つかったと報告された女性に対して利用可能になります。

 

解説

まずは、文の骨格S+Vを見つけます。「the NIPT will be available to ~(NIPTは~に利用可能になる)」です。「Under the new guidelines」は、「新しいガイドラインの下で」。「in principle」は、「原則として」です。

では、誰に対して利用可能になったのか。older pregnant women as well as those who have been told of a chromosomal abnormality based on ultrasonic testing(高齢の妊婦や、超音波検査に基づいて染色体異常が見つかったと報告された女性)です。A as well as Bで、AだけでなくBもという意味を示します。

 

But the new rules will also cover women, regardless of age, who hold concerns about their fetus.

和訳

しかし、新しい規則は、年齢に関係なく、自分の胎児について心配を抱いている女性も対象とします。

 

解説

後半を見ていきます。Butの中でのS’+V’+O’は、「the new rules will cover women(その新しい規則は女性を対象とする)」。「regardless of ~」は、必修熟語で「~に関係なく」。

who以下は、womenを説明しています。「who hold concerns about their fetus(彼らの胎児について心配をいただいている)」ですね。

 

重要キーワード

・in principle:原則として
・A as well as B:AだけでなくBも
・regardless of ~:~に関係なく

 

第9段落

⑨Clinics will be encouraged to team up with university hospitals with specialized staff who can provide appropriate counseling and testing procedures.

和訳

クリニックは、適切なカウンセリングと検査手順を提供できる専門スタッフを擁する大学病院と協力することが推奨されます。

 

解説

まず、S+Vを見つけます。「Clinics will be encouraged to ~(クリニックは~することが推奨される)」ですね。

では、何を推奨されているのか?「team up with university hospitals」=「大学病院と協力すること」です。

さらに、「with specialized staff who can provide appropriate counseling and testing procedures.(適切なカウンセリングと検査手順を提供できる専門スタッフを擁する)」問続いていきます。ここでのwhoは、sepecialized staffを後ろから就職しています。

 

The clinics will also be required to have full-time obstetricians and gynecologists on hand who have specialized knowledge about clinical genetic screening or who have received training in such matters.

和訳

また、クリニックでは臨床遺伝学的スクリーニングについての専門知識を持つ、またはそのような事項の訓練を受けた常駐するフルタイム勤務の産婦人科医を常駐させることが求められます。

 

解説

S+V=「The clinics will be required to ~(そのクリニックは、~することを必要とされるだろう。)」です。

では、何を必要とされるのか、「have full-time obstetricians and gynecologists on hand (常駐するフルタイム勤務の産婦人科医を得ること)」ですね。”on hand” は手元にある、すぐに利用できるという意味です。

どんな産婦人科医かを説明するのがwho以下です。「who have specialized knowledge about clinical genetic screening(臨床遺伝学的スクリーニングについての専門知識を持つ)」 「who have received training in such matters.(そのような事項の訓練を受けた)」が、orでつながれています。

 

重要キーワード

・be encouraged to ~:~することが推奨される
・be required to ~:~することが必要とされる、求められる
・on hand :手元にある

 

第10段落

⑩The decision to increase the number of authorized medical institutions aims to reduce a regional disparity that now exists.

和訳

認可された医療機関の数を増やすという決定は、現在存在する地域格差を減らすことを目指しています。

 

解説

S+V+Oを見つけます。「The decision aims to reduce a regional disparity(その決定は地域格差を減らすことを目指す)」。S,Oそれぞれ修飾語がつきます。

Sを詳しく見ていきます。「The decision to increase the number of authorized medical institutions」で、「認可された医療機関の数を増やすという決定」です。

Oを詳しく見ていきます。「a regional disparity that now exists.」で、「現在存在す地域格差」です。

 

Of the 108 authorized institutions, 21 are located in Tokyo and there are seven prefectures without an authorized facility.

和訳

認可されている108の機関のうち、21は東京に位置し、認可された施設がない県が7つあります。

 

解説

まず、文を分けましょうか。Andがあるので、それで前半と後半に分けます。

前半のS+V = 「21 are located(21は位置している)」。「in Tokyo」で、「東京に」あることが分かります。

後半のS+V = 「there are seven prefectures(7つの県がある)」。どんな県なのか?「without an authorized facility.(認可された施設がない)」県ですね。

最後に冒頭のofから始まる塊。「Of the 108 authorized institutions(認可されている108の機関のうち)」。”Of”は、特定の集団の一部を指すために使います。ここでは、認可されている機関108箇所全体のうちの一部について話しています。

 

重要キーワード

・aims to ~:~を目指す
・regional disparity:地域格差

 

最後に

今回は、編入試験で出題された英文を解説しました。

受験生のみなさんは、あまり受験に関する情報もない中、不安と闘っていると思います。

私も大学院を受験する際、同じように情報不足が故の不安を抱えていたので、ものすごく気持ちが分かります。

少しでも役に立てるよう、こちらに筑波大看護編入の情報をまとめました。
良かったら参考にしてください。

大学編入...
ABOUT ME
はらじょ
はらじょ | 本サイト管理者 | 長崎県出身 | 中学県下一斉模試1位 → 名門高校不合格 → 地元の高校主席 → 京大前期入試不合格 → 九大後期入試合格 → 外資系企業に就職 山あり谷ありの人生ですが、元気にがんばっています。
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